家の中、空の下。
「座る」がつくる
優しい家族時間
「子どもが生まれたことをきっかけに、家族みんなでできる趣味がないかと考えました。それがキャンプだったんです。」ゆらゆらとなびく焚火のそば、家族を優しいまなざしで見つめながら語るのは、女性ファミリーキャンパーの森河さん。
自然の中で過ごす家族との濃厚な時間の虜になってからは、毎週キャンプに行くほどハマってしまったのだと言います。団欒の時間を大切にしたキャンプだからこそ、様々な場所、時間での「座る」が欠かせません。そんなとき、持ち運びのできるクッションが活躍します。
暖かなテント内、家族みんなでゲームをする際には、ふかふかの絨毯の上に。机を囲み、時にお菓子を食べながら、子どもたちとの時間を楽しみます。子どもたちが眠った後は、アウトドア用のイスの上に。焚火を眺めながら言葉を交わすことで、慌ただしい日常からほっと一息つく夫婦の時間が生まれます。
心地よく座れる場所が増えるほど、ゆったりと濃厚な家族の時間も増えていきます。もちろん「座る」が家族の時間を支えるのは、キャンプだけではありません。
「授乳の時は、ずっと同じ姿勢が続くので大変なんです。上の子の授乳の時からきついとは思っていたのですが、仕方のないものだと諦めていました。3人目の子どもが生まれたタイミングで『座る』場所に気を配るようになると、ラクになりました。」
きつさが軽減される分、お母さんと赤ちゃんとしての時間を心地よく過ごすことができます。
いつでも、どこでも、どんな時でも。心地よく座れる場が集いの場となり、とりとめもないけれど、なにものにも替えがたい、そんなかけがえのない時間を生み出していくのです。