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        着座姿勢を保つ基本は骨盤です。

骨盤の両サイド

突然ですが皆さん、キャンプなどの時に利用する折りたたみの椅子に座った経験はありますか。背もたれと座面が生地でできており、 背もたれも座面も弛んでいますよね。長い時間座っていると座り疲れしやすいと言われています。その理由は、弛んだシートに身体を預け、 ちょっとした体重移動するだけで背もたれや座面の形状が変わってしまい、不安定になりやすいからです。座っている場所が不安定ですと、 バランスを取るために無意識に身体の各部位の力を使っているんです。
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実は、車いすも折り畳みを前提に作られていますので、背もたれと座面は生地でできていることが多いんです。 ということは、車いす上でも不安定になりやすく、体重移動などでどちらかに傾くと、無意識に一生懸命バランスを保とうとします。 車いすなどの座面が生地などの弛みで不安定なところでは座り疲れに繋がります。
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骨盤の後ろ

骨盤の両サイドだけでは、まだ不十分です。標準型車いすの利用が非常に多いのが現状ですが、座面と背もたれの角度が90度に近く、 非常に支えるための接触面積が少ないことが多いようです。
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上半身の両サイド

更に上半身(体幹)の安定を図らなければいけない症状の方の場合は、 骨盤の両サイド・骨盤の後ろの他に上半身の両脇を支える必要が出てくるでしょう。
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今回は車いす上での座位姿勢の安定を図る為の支えるポイントについてお話ししましたが、それらの適合により、車いすを利用する生活が改善していきます。しかしながら、利用者の症状は変化していきます。過度な補助はその方のアビリティーを低下させることにもなります。利用者の症状により、道具を変えていく必要も出てきます。利用者の症状をしっかりと見て、安定を図りながら道具の選定についても気を配りましょう。

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