意外な盲点?仕事中の座り姿勢で印象が悪化していた!
仕事中、緊張が解けてつい姿勢が悪くなることはありませんか。そんなときでも上司や同僚、取引先から見られていることを忘れてはいけません。仕事中の座り姿勢だけで、印象が悪くなってしまうのは避けたいものです。デスクワークやミーティング、会食など、場面に合わせた正しい座り姿勢で、印象をアップさせましょう。
仕事中の座り姿勢、そのままで大丈夫?
オフィスや社内ミーティングで、気がついたらこんな姿勢や行動をとっていることはありませんか?
・椅子の背もたれにだらしなくもたれかかる
・首が左右どちらかに傾いている
・ペンを回したり、コツコツ音を立てたりする
・貧乏ゆすりをする
・髪を触る
少し気を抜いただけで、自然と体が動き、クセになっている行動をとってしまうことがあります。
会社のマナー研修で、基本のビジネスマナーとして身だしなみや表情、立ち姿勢については学ぶ機会が多いですが、座り姿勢について学ぶ機会はほとんどありません。しかし、座り姿勢は自分の印象に大きく影響します。
例えば、背もたれにもたれているとえらそうに見えますし、ペンを回していると退屈そうに見えます。いくら相手の話をちゃんと聞いていても、優れたことを発言していたとしても、見た目の印象が悪いと、マイナスの評価を受けかねません。
意外と見られる機会の多い座り姿勢は印象面で重要!
「メラビアンの法則」をご存じでしょうか。話し手の行動が、受け手側にどのような影響を与えるかをあらわしたもので、非言語コミュニケーションの重要性を解いています。
上の図のように、メラビアンの法則では、相手に与える印象として視覚情報が最も大きな要素を占めるとしています。つまり、相手に好感を持ってもらおうと思ったなら、見た目が非常に重要な意味を持つということです。座っている時間が長い仕事の場合、座り姿勢が見た目の情報に大きく影響します。
「自分にとって楽な姿勢でいた方が、仕事がはかどる」「お客様に会うときだけ気を付けたらいい」と思う人もいるかもしれません。しかし常に綺麗な座り姿勢でいた方が、結果的に有益です。直接お客様と接しない仕事であっても、きちんとした姿勢でいれば上司や部下からの好感が増し、仕事が円滑に回るためです。
相手によって座り姿勢を変えるのではなく、普段から綺麗な座り姿勢でいれば、いつでもそのままの自分でいられます。仕事中は、座っているときも緊張感を持ち、綺麗な姿勢を意識して仕事での印象をアップさせましょう。
場面に合わせて良い姿勢を身につけよう
今日から実践できる、場面に合わせた良い姿勢を紹介します。常に見られていることを意識しつつ、楽に保てる姿勢を身につけましょう。
【デスクワーク】
1日中デスクワークをしている職業の場合、1番印象に残るのが座り姿勢です。以下のような姿勢をとり、悪い印象を与える結果になっていませんか。
・背もたれにもたれて座り、首だけが前に出て猫背になっている
・足を組み、不遜な印象を与えている
・足が前に出ていて、威圧的な雰囲気になっている
・足を後ろに引いていて、幼く見える
椅子に座ったら、ひざは正面に向け、両足は地面につけましょう。上半身のバランスがとりやすくなり、きれいな姿勢を保つことができます。
パソコンが目線よりも下にあり、背中が曲がるのであれば、台を置くなどして目線の位置にそろえるようにしましょう。また、お尻や腰が痛く姿勢が崩れがちな人は、クッションを使用するのも1つの策です。
【ミーティング】
打ち合わせは長時間に及ぶこともあり、背中をまっすぐに保つことは難しいでしょう。やがて疲れてきて、体が左右どちらかへねじれてしまったり、背もたれに背中を完全にあずけて足を投げ出してしまったりすると、注意力散漫な印象になります。
長時間、座り姿勢を続ける場合には、ひじを机に置いて体を支えた方がきれいな姿勢を保つことができます。メモを取るときは腰から前に倒しましょう。頭だけ前に倒すと、首が前に出て背中が丸くなってしまいます。
【食事】
休憩中の食事、社内での懇親会、お客様との会食など、食事の場面でも座り姿勢に気をつける必要があります。食事中は骨盤を立てることを意識しましょう。背中が曲がっていると、見た目が悪いだけでなく、お腹部分が圧迫されて胃が縮こまり、消化も悪くなってしまいます。
また、テーブルに載っている料理に口を近づけようとすると猫背になりやすいので、注意が必要です。器やお箸、スプーンを口に近付けるよう意識すると、綺麗な姿勢を保ったまま食べることができます。
【電車の中】
電車の席は、浅く座ると骨盤が倒れやすくなり、足を投げ出すなどだらしない座り方になりがちです。隣の人と密着してしまうからこそ、迷惑になってしまうような座り方は避けたいものです。
電車の中では、背もたれと体の間に隙間を作らないように、深く座りましょう。自然にきれいな姿勢を保つことができます。
キレイな座り姿勢でポジティブ思考に!不調も改善
オフィスまわりでの座り姿勢を見直すと、上司や取引先からの印象がアップするだけでなく、ポジティブ思考に繋がります。普段の自分の座り姿勢に自信がつき、緊張感をもつことで仕事への集中力が増し、成果が上がることが期待されるためです。
また、座り姿勢の改善は、体の調子を良くする効果もあります。猫背の姿勢を続けていると、内臓が圧迫されてしまいがちです。なかでも、みぞおちが圧迫されると交感神経が優位になり、不眠に陥りやすくなることが知られています。また、胸部が萎縮すると呼吸が浅くなり、体が酸素を取り入れにくくなるため、さまざまな不調の原因になります。
眠れない、手足が冷えるなど不調に悩んでいるなら、ぜひ今日から座り姿勢を見直してみてください。
正しい座り方は維持するのが難しい
座り始めは骨盤を立てた正しい座り方を意識していても、維持することが難しい、という場合もあるでしょう。骨盤を立てて座ると腰は楽になりますが、しだいにお尻が痛くなってきます。
そうすると痛くない位置に重心を移すことになり、いつの間にか身体に負荷のかかる座り方になってしまいます。特に仕事など何かに集中しているとき、気づいたらいつもの悪い姿勢になっていたというケースもあります。
この「お尻が痛い」問題を解決する最善の方法は、「座る環境」を整えることです。
例えば、椅子にクッションを置くとお尻の痛みを和らげることができます。
クッションを購入するときなるべく安価なものや、見た目重視で購入するケースもあるかと思いますが、長時間座って作業に集中し、腰痛も予防したいと考えるなら、機能性クッションがオススメです。骨盤を立てた状態を自然に維持できるよう設計されたクッションですと、長時間でも安定して座り続ることができます。さらに、座ったときにお尻にかかる圧力を分散するタイプは「お尻が痛い」問題を解決することができます。
正しい座り方をキープするために、ぜひ自分に最適な「座る環境」を作ってみてください。
自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!
クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。
エクスジェル シーティングラボ 直営店舗では、座った際の圧力測定が行える独自のサービス「シーティングナビ」を無料で体験することができます。自分の座り方のクセや特徴が一目で分かり、測定結果をもとに、より快適に座るためのポイントやおすすめのクッションを専門スタッフが提案します。
公式オンラインストアではクッション無料お試しサービス実施中。
「近くに店舗がない」「自宅で試したい」という方におすすめです。
デスクワークにおすすめのクッション
ザ・アウル 3D ハイエスト
最も圧力がかかり、痛みの原因となる坐骨部をエクスジェルが包み込み、尾骨部から仙骨部の圧力を軽減。
もも裏もやさしく支えます。
立体形状で座った時の骨盤を正しい角度に導いて体のS字カーブをキープ。
ハグカンフィプレミアム
背中をソフトに支えながら、座面で体圧をしっかりと分散。
ダブルのサポート構造により、腰椎・仙骨・骨盤をしっかりと支えます。
まるプニ
使う場所を選ばないから、いつもの椅子も置くだけで快適に。
薄くて扱いやすく、座り続けるストレスからも長時間守り続けてくれます。
よくある質問
悪い印象の座り姿勢とは?
・椅子の背もたれにだらしなくもたれかかる
・首が左右どちらかに傾いている
・ペンを回したり、コツコツ音を立てたりする
・貧乏ゆすりをする
・髪を触る
背もたれにもたれているとえらそうに見えますし、ペンを回していると退屈そうに見えます。いくら相手の話をちゃんと聞いていても、優れたことを発言していたとしても、見た目の印象が悪いと、マイナスの評価を受けかねません。
場面に合わせた良い姿勢とは?
・デスクワーク。椅子に座ったら、ひざは正面に向け、両足は地面につけましょう。上半身のバランスがとりやすく、きれいな姿勢を保つことができます。
・ミーティング。長時間座り姿勢を続ける場合は、ひじを机に置いて体を支えた方がきれいな姿勢を保つことができます。
・食事。器やお箸、スプーンを口に近付けるように意識すると、綺麗な姿勢を保ったまま食べることができます。
座り姿勢改善のメリットとは?
座り姿勢の改善は、体の調子を良くする効果もあります。猫背の姿勢を続けていると、内臓が圧迫されてしまいがちです。なかでも、みぞおちが圧迫されると交感神経が優位になり、不眠に陥りやすくなることが知られています。また、胸部が萎縮すると呼吸が浅くなり、体が酸素を取り入れにくくなるため、さまざまな不調の原因になります。
参考:『とれない首こり・肩こりは巻き肩が原因だった』福辻鋭記、青春出版社