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腰・姿勢

なじみ深い体育座りは腰と内臓に悪い?体育座りが体に与える影響と、本当に正しい座り方

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体育座りは日本人にとってなじみの深い座り方です。学校で、床に座って先生の話を聞くときによくする姿勢なので、大人になってからも自宅のテレビ鑑賞などで使っている人は多いでしょう。しかし、この体育座りが最近では「実は体に悪い」といわれつつあります。体育座りが体に与える影響について解説し、床座りをするときの本当に正しい「座り方」について考察します。

体育座りはなぜ、いつごろから定着した?

体操座り、三角座り、お山座りなど、体育座りには地域によってさまざまな呼び方があります。それほど全国に定着し、多くの場面で使われてきた座り方といえるでしょう。しかし、体育座りが学校の集団行動などでこれほど広く使われている国は、日本以外には見られません。

日本の教育現場で体育座りが広まったきっかけは、はっきりとはわかっていません。しかし、文部科学省(当時の文部省)が昭和40年に発表した「集団行動指導の手びき」が、きっかけの一つでないかと言われています。学校教育のガイドラインともいえる行政が出したこの「手びき」の中で「腰をおろして休む姿勢」として示されたのが、体育座りでした。

「手びき」がきっかけで体育座りが広まったのなら、以後50年以上のあいだ、集団行動時のスタンダードな座り方として定着してきたことになります。学校の校庭で、体育館で、児童生徒が集まるときには体育座りをするのが一般的です。


このように体育座りは現代日本人の体に染みついてきた座り方なので、大人になっても、床座りをするときに体育座りの姿勢をとる人は見受けられます。テレワークが普及した今、会社の椅子ではなく自宅で床座りをしてパソコンに向かうとき、無意識に膝を立ててはいませんか。テレビを見るときや、スマホを使うときなど、気づけば体育座りをしているかもしれません。

体育座りのメリット

・少ない面積にたくさんの人が座れる
体育座りをすると自分の膝を抱え込む格好になるため、脚が横や前に出ることはありません。身体がコンパクトにまとまるので、少ない面積であってもたくさんの人が座れます。

・精神面に良い影響がある
姿勢は気分に影響するという心理研究があります。例えば、「気分が落ち込むと、うつむきがちで猫背になる」というのは私たちの感覚としてよくわかるものですが、逆に「うつむきがちで猫背な姿勢でいると、気分が落ち込む」こともありうるという説です。つまりこれは、「前を向いて背筋を伸ばせば、明るい気持ちになれる」ということにもつながります。

体育座りにおいても、心理研究はなされています。背筋を伸ばし、手をきちんと組んだ「美しい」体育座りをしているときと、手を組まずに両膝を開いたまま前方に足を投げ出した「崩れた」体育座りをしているときの精神面を比較したものです。

研究の結果、美しい体育座りをしているときは、崩れた体育座りをしているときよりも明らかにポジティブな気分になれるという結果が出ました。基本の姿勢を守った美しい体育座りは、快適で生き生きとした気分を促すには有効でしょう。

※参考「体育授業で見られる座位姿勢が児童の気分と注意の集中に及ぼす影響」岡嵜淳 ・伊藤政展, 『東海学園大学教育研究紀要 第2号』p.18-27,2016

体育座りのデメリット

・座骨や尾骨に負担がかかる
長時間、硬い地面にお尻をつけ、お尻の下にある座骨で身体を支えていることになるため、座骨にかなりの負担がかかります。「お尻が痛い」と感じ、無意識に後傾姿勢をとると、今度はお尻の後ろ側にある尾骨に負担がかかってしまいます。長時間の尾骨圧迫が、側弯症の原因になる可能性も危惧されます。

・内臓が圧迫される
両膝を両腕で抱え込んで座ると、内臓が圧迫される状態が続きます。肺の圧迫により深い呼吸がしづらくなったり、胃が圧迫されて気分が悪くなったりするなどといった不調の出現が考えられます。

・背中が丸くなってくると腰に負担がかかる
長く体育座りをしていると、背中が丸まってきます。お尻が痛くなっても膝を抱えた姿勢をキープしようとすると、骨盤をかなり後ろに倒し、背中を丸めるしかないのです。骨盤が後傾した姿勢が長時間続くと、腰に過度な負担がかかり、腰痛の一因になります。

床座りをするときの座り方、何が正解?

小さい講堂などでもたくさんの人を集めやすく、精神的健康にも寄与する反面、内臓圧迫や腰への負担が懸念される体育座り。では、どんな座り方が正解なのでしょうか。

そもそもどのような座り方であっても、長時間同じ姿勢であれば体のどこかに負担がかかってしまいます。お尻が痛くなるなどの理由で体勢を崩せば、歪みを生じさせる可能性も高くなります。ポイントは、長時間同じ姿勢をとらず、意識して座り方を変えることです。

例えば正座であれば、脚をたたんでお尻をその上にのせるので、お尻は痛くなりにくいです。また、背筋を伸ばし、骨盤を垂直に立てることを意識すれば腰に負担がかかりにくくなります。しかし、長時間背筋を伸ばして正座をするのは大変です。疲れてきて猫背になれば骨盤が後ろに大きく傾くため、腰痛に繋がります。膝にも大きな負担がかかってしまいます。

あぐらも猫背になりやすく、長時間あぐらでいれば股関節に負担がかかります。

長時間の横座りは骨盤の片側に負荷をかけ続けるので、骨盤が歪む原因になってしまいます。

体育座りでお尻が痛くなったなら、姿勢を崩して座り続けるよりも、一度立ち上がるなどして休憩をとるのが理想です。その後、座り方を変えるなどして身体の一部分に負荷がかかり続けるのを防ぎます。また、クッションを利用すれば、お尻にかかる負担を軽減してくれます。

長時間の床座りは注意が必要

体育座りに限らず、どんな座り方であっても、腰への負担を減らすためには長時間同じ姿勢をとらないことがポイントです。痛みを逃がすために姿勢を崩すことによって、さらに体へ負担がかかってしまうので、姿勢を崩したいと思うほどつらくなったら、いったん立ち上がり、座り方を変えましょう。

長い時間、同じ姿勢で座らずに休憩をとること。それができない場合は、クッションを活用するなどしてお尻の痛みを防ぐこと。この2点が、体育座りでも体に負担をかけないためのポイントです。

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床座りにおすすめのクッション


床プニ
適度な高さのある床プニはテレビや食事など長時間、床上で座り続けても足のしびれや膝の痛みを防ぎ、楽な姿勢で快適に過ごせます。


オザブ
沈み込みすぎない程よいやわらかさで、姿勢を安定させながらお尻の圧力を分散。
46cm×46cmの大きいサイズでどんな姿勢でもゆったり座れます。


ハグ床座LX
独創のサポート構造で、腰椎・仙骨・骨盤をしっかりと支えます。
座ったまま前後にリクライニングさせることができ、お好みの角度でくつろぐことができます。


 

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