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腰・姿勢

ソファーがあるのに床に座るのはなぜ?ソファーの前に座る心理と正しい座り方

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ソファーの前に床座りをするのがクセになっているという人はいませんか。座るための道具であるソファーを使わず、わざわざ床に座って、ソファーを背もたれとして使うのはなぜでしょう。ソファーの正しい座り方や、腰痛対策について解説します。

どうして、ソファーの前に座ってしまうのか?

ソファーを座るために使うのではなく、わざわざ前に座りこんで背もたれとして使ってしまう理由は、次の3つが考えられます。

①床座りの習慣が長い日本人だから
私たち日本人は、長く床に座る生活を続けてきました。一方で、ソファーに座る生活が一般化したのは戦後から高度成長期にかけてのことといわれています。新築住宅に洋間のリビングスペースが取り入れられるなど、日本人の居住スタイルが西洋化していくにつれて、ソファーが普及しました。ただ、近年においても洋風住宅にわざわざ畳の部屋を設けるなど、日本人は今も床座りの習慣を持っています。床座りを好む日本人の特性により、自然とソファーの前に座ってしまうことが考えられます。

②ソファー前のテーブルでじっくり作業をするため
ソファーの手前にローテーブルを置いているご家庭も多いでしょう。ソファーに座りながらローテーブルのマグカップを取るくらいのことは可能ですが、食事をする、PC作業をするとなると体勢が辛くなります。

③適切ではない座り方をして、腰など体が痛くなってくるから
初めはソファーに座っていたのに、気がつけば床座りをしていたという経験が多い人は、長時間ソファーに座って腰など体が痛くなったからそうした、という経緯が多いでしょう。こうして床座りになってしまう人は、ソファーでの座り方を見直す必要があります。どうしても適切な座り方ができないなら、ソファーが体に合っていないかもしれません。

上記のような理由から床座りを長く続けると、坐骨や尾骨に圧力が集中してお尻が痛くなり、姿勢が悪くなるため腰回りや肩を痛めやすくなります。また、体に合わないソファーを使ったり、適切に座らなかったりしていると、やはり腰回りに悪影響が出てきます。それぞれの対応策についてご紹介します。

ついつい床座りをしてしまう「日本人の習性」に対応するには?

長年染みついた習性に抗うことは、なかなかできないと思われます。床に座っていることに気づいたら、「腰を痛めてしまう座り方になっていないか」「姿勢が悪くなっていないか」に注意しましょう。腰を痛めてしまうのは、例えば以下のような座り方です。

・お尻が前に滑ってしまう「ずっこけ座り」
ソファーの前に座り、ソファーを背もたれとして強くもたれかかっていると、お尻が前に滑ってくることがあります。極端なケースでは、首から上を背もたれに預け、体はほとんど前へ投げ出されている状態になっている人もいます。このような「ずっこけ座り」は、背骨の自然なカーブを損ねてしまうため、深刻な腰痛の原因になりかねません。

・横座りのような体をひねる座り方
横座りをするなど体をひねる床座りのまま長時間過ごすと、腰回りがねじれた状態が続くため、腰や背中を痛めやすくなります。

どうしても床座りになってしまうのであれば、床座り用の厚めのクッションを使用するのがおすすめです。自然に腰が立ち、腰まわりを痛めにくくなります。足がしびれることもありません。ソファーの足元にクッションを忍ばせておけば、普段じゃまになることもないでしょう。

集中して作業をするために、ソファーから降りてしまう人には?

長く床座りをしていると、次第に姿勢が悪くなり、腰痛のもとになる恐れがあります。また、集中しすぎて前のめりになってしまうと首が前に出て、重い頭を首の筋肉だけで支える状態が続くため、首や肩周りに痛みが出る可能性があります。

ソファーはそもそもくつろぎのための道具なので、集中して仕事ができないのは当たり前です。作業の際は床に座りクッションを使用、あるいは机と椅子を活用し、ソファーはリラックスタイムに使うなど、目的別に座る場所を分けるのがおすすめです。

ソファーに適切に座るためには?

まずは、長時間座るのに適切な姿勢を確認しておきましょう。


ソファーに限らず、長時間座るときに腰へ負担をかけない適切な姿勢があります。それは、骨盤が立っている状態が保たれた座り方です。背もたれに強くもたれかかる「ずっこけ座り」のときには、上図の「×」の姿勢のように、骨盤が後ろに傾いています。この状態が続くと、背骨の自然なカーブが保たれず、腰を痛めがちです。腰に負担をかけないポイントは、座っていても、背筋よく立っているときと同じような状態に上半身を保つこと。上図の「○」のように、座面へ深く座り、背もたれへ体を預けないことが大事になってきます。

しかし、ソファーによっては、適切な姿勢を取りづらくなってしまうことは多々あります。ソファーの特徴ごとに、解決策を挙げます。

・座面が長い、背もたれが倒れすぎている

座面の奥行きが深く腰の後ろにすき間が出てしまう、背もたれが倒れすぎているといった悩みは、腰の後ろにクッションを置くことで解決しましょう。座ったとき、骨盤が後ろに倒れないよう、厚めのクッションを使ったり、複数枚のクッションを使ったりして調整します。

・座面が柔らかすぎる
体が沈みこむようなフカフカのソファーは、座ったときに上半身が安定せず、どうしても背もたれに身体を預けてしまいがちです。すると骨盤が後ろに倒れ、長く座れば腰を痛めてしまう恐れがあります。坐骨の部分にクッションを当て、姿勢を安定させましょう。沈み込みを防ぐため、座面クッションの下に木板などを挟み込むのもおすすめです。

・座面が高い
ソファーに座ったとき、足が床につかずブラブラしたままだと、上半身が不安定になり、長くそのままでは座っていられません。ソファーに深く座り、足を下ろしたときに足の裏がしっかり床についているのが理想です。足置きを置くなどして工夫しましょう。

ソファーを上手に活用しよう

以上のように、正しい座り方を意識したうえで上手にソファーと付き合えれば、日常の「座り」の質はもっと良くなります。

ソファーはただ座るためだけのものではありません。ときには寝転ぶなど、体を預けてさまざまなくつろぎ方ができるのがソファーの醍醐味です。こまめに姿勢を変えて、体の一部に負担がかかり続けるのを防ぎましょう。こうして腰まわりの痛みを回避できれば、リラックスタイムにもっと充実を感じることができます。

自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!

クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。

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床座りにおすすめのクッション


床プニ
適度な高さのある床プニはテレビや食事など長時間、床上で座り続けても足のしびれや膝の痛みを防ぎ、楽な姿勢で快適に過ごせます。


オザブ
沈み込みすぎない程よいやわらかさで、姿勢を安定させながらお尻の圧力を分散。
46cm×46cmの大きいサイズでどんな姿勢でもゆったり座れます。


ハグ床座LX
独創のサポート構造で、腰椎・仙骨・骨盤をしっかりと支えます。
座ったまま前後にリクライニングさせることができ、お好みの角度でくつろぐことができます。


よくある質問

ついつい床座りをしてしまう「日本人の習性」に対応するには?

長年染みついた習性に抗うことは、なかなかできないと思われます。床に座っていることに気づいたら、「腰を痛めてしまう座り方になっていないか」「姿勢が悪くなっていないか」など下記に注意しましょう。

集中して作業をするために、ソファーから降りてしまう人には?

ソファーはそもそもくつろぎのための道具なので、集中して仕事ができないのは当たり前です。作業の際は床に座りクッションを使用、あるいは机と椅子を活用し、ソファーはリラックスタイムに使うなど、目的別に座る場所を分けるのがおすすめです。

ソファーに適切に座るためには?

ソファーに限らず、長時間座るときに腰へ負担をかけない適切な姿勢があります。それは、骨盤が立っている状態が保たれた座り方です。背もたれに強くもたれかかる「ずっこけ座り」のときには、骨盤が後ろに傾きます。この状態が続くと、背骨の自然なカーブが保たれず腰を痛めがちです。腰に負担をかけないポイントは、座っていても背筋よく立っているときと同じように上半身を保つことです。座面へ深く座り、背もたれへ体を預けないことが大事です。

 

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