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クッションの選び方

痔に良い座り方って?椅子やクッションの選び方についても解説

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痔になると、とくに辛く感じるのが座るときではないでしょうか。デスクワークや運転が仕事の人は、長時間の座りから逃れることができないため、なるべく痔に優しい座り方を意識するのが大事です。また、「痔に良い」と同じくらい重要な観点が「腰に良い」かどうか。痔の人が気をつけたい座り方と、おすすめの椅子やクッションについて解説します。

痔の人は座り方にコツが必要

痔の人にとって「長時間の座り」は大敵。なぜかといえば、長時間、お尻を下にして座っていることで、お尻まわりの血流が悪くなり、うっ血してしまうためです。うっ血すると、炎症を起こしやすくなります。このため、長く座ると痔が治りにくくなってしまうのです。

また、痔の人は、患部をかばって腰を浮かせたり、お尻の後ろの方で座ったりするなど、不自然な座り方になりがちです。しかし、そんな座り方を長く続けていると、腰をひねった状態が続く、腰に過度な負担がかかるなどして、腰痛の原因になってしまいます。

痔のうえに腰痛まで発症してしまったら、ますます座り仕事が辛くなります。痔に良く、しかも腰をケアする正しい座り方を実践すれば、長時間のデスクワークも快適にこなすことが可能です。

痔の人が気をつけたい座り方のポイント5つ

・O字型やU字型のクッションを使う

痔の人は、座るときに肛門まわりの負担を軽減してくれるクッションを使いましょう。クッションの中央がO字型に空いている、あるいはお尻の後ろの方までU字型に空いているクッションが有効です。「円座クッション」「ドーナツ型クッション」と呼ばれています。

・椅子の奥深くまでお尻を沈め、骨盤を立てる

痔の人が、患部を守ってくれるクッションを使わずに座ろうとすると、肛門まわりをかばいたい気持ちから、お尻の下にある座骨ではなく、お尻の後ろの仙骨へ体重をかける座り方になりがちです。するとお尻は椅子の前の方に滑り、背もたれに強く背中をもたれさせる格好になります。この「仙骨座り」をすると背骨の自然なカーブが損なわれ、腰に強い負担がかかってしまいます。

椅子にO字やU字のクッションを敷いた上で、椅子の奥深くまでお尻を沈めましょう。そしてそのまま背筋を伸ばすと、骨盤が前にも後ろにも傾かず、座面に垂直に立っていることがわかります。この「骨盤を立てた」状態が、最も腰に負担のかからない座り方です。仙骨ではなく、座骨を真下にしっかり座っていることにも気づくでしょう。

・体の前に重心をかけない

痔の人が長く座っていると、お尻を座面につけることの辛さから、前傾姿勢になってくることがあります。お尻をやや浮かせ、座面の前方に太ももで座ることによって、痛みを逃しているのです。

しかしこの前傾姿勢も、骨盤が過度に前へ傾くことになり、腰にはよくありません。また、体の前の方に重心がかかるため、机上に添えた腕に体重がかかり、腕から肩にかけても負担が増えます。これが肩こりや腕の痛みにつながるケースがあります。

・横座りはNG

痔の人が床座りをすると、座面に直接お尻をつけることから逃れるため、横座りになることがあります。正座から、どちらかに腰をずらし、足を崩す横座りは、背骨を歪ませてしまう座り方です。また、骨盤が上下に傾くため、腰周りにも負担がかかります。

横座りを続けると背骨や腰回りが歪んだままになり、「座るなら横座りじゃないと体が落ち着かない」と感じるまでになります。すると体の歪みはより大きくなっていき、やがて腰痛や肩こり、頭痛といった不調につながります。床に座る場合も専用のクッションを使い、骨盤を立てて座ることを意識しましょう。

・1時間に1回は立って歩く

最低でも1時間に1回は立ち上がり、体をほぐす程度に歩きます。長く座ってお尻がうっ血した状態から、血行を一時的によくすることで、痔の悪化を防ぎます。

この5つのポイントのうち、骨盤を立てて座ること、体の前に重心をかけないこと、横座りをしないことは、痔の人に限らず全ての人にとって、腰痛にならないために大事な「正しい座り方」です。痔が改善しても正しい座り方をキープし、長く座っても体に不調を来さないようにしましょう。

痔の人が椅子を選ぶときの注意点

痔の人は椅子に専用のクッションを敷くため、「クッションの下の椅子はどんなものでもよい」という考え方をする人もいるかもしれません。しかし、痔の人に限らず、正しい姿勢で座ろうとする人にとって、正しい姿勢を続けるために避けた方が良い椅子が2つあります。

1つは、座面の柔らかい椅子です。フカフカの椅子にクッションを敷いてしまうと、座面が安定せず、長い時間正しい姿勢を取ることが難しくなります。クッションの滑り止めも効きにくいため、フカフカの椅子は避けましょう。

もう1つは、身長に合っていない椅子です。たとえ平均的な身長の人でも、脚の長い椅子の中には、座ったときに足裏がしっかり床に着かないものがあります。足裏が床に着いていないと、座り方が安定しないため疲れの原因になり、姿勢が崩れやすくなります。もし床に足裏が着かない椅子を選んでしまったら、足置きを活用するなどして工夫しましょう。

痔の人がクッションを選ぶときの注意点

痔の人が専用のクッションを選ぶときは「形」「素材」「機能性」に着目します。まずは「形」。円座クッションやドーナツクッションと呼ばれるものはO字型が主流ですが、「正しく座る」こともお尻のケアの1つと考えれば、U字型もおすすめです。なぜかといえば、お尻の後ろの方まで圧を逃してくれるU字型の方が、より椅子に奥深く座れるためです。とくに腰痛の心配がある人は検討してみてください。

「素材」については、座っているうちにへたりの出ないもの、底つき感のないものを選びます。綿素材のクッションは安価ですが、長く座るという観点から見ると、へたりや底つきが出やすくなるためデスクワーカーには不向きです。低反発のウレタン素材やジェル素材がおすすめです。また、カバーはメッシュ素材など通気性の良いものが快適に座れます。

「機能性」についてのニーズは人それぞれです。さまざまな場所で長く座る必要があるなら、持ち運びやすいものを選びましょう。痔の他に、すでに腰痛があり両方のケアが早急に必要ということであれば、骨盤サポート機能のある円座クッションを。床座り用ではなく、椅子に敷く場合には、滑り止めが必要です。

椅子とクッション以外にも可能な仕事環境の改善

椅子とクッションに気をつける以外にも、仕事環境を整えることで痔のケアが可能になります。以下の3点を意識してください。

・冷房を効かせすぎない

夏場にエアコンを効かせすぎた部屋にいると、体を冷やすことになります。この冷えは体の血行を悪くすることにつながるため、痔にとって大敵です。冷房の温度設定を変えるほか、エアコンの風が当たる位置に机がこないようにするなど、意識して体を冷やさないようにしましょう。膝掛けなどで下半身を温めるのも有効です。

・水分を摂る

便秘が原因で痔になってしまった人はとくに、仕事中も水分摂取を意識しましょう。温かいお茶を選ぶと血行促進人にもつながり、一石二鳥です。1日に1.5リットルから2リットルの水分を摂ることが、便を軟らかくするほか、健康を保持するためにも有効とされています。

・おやつは食物繊維豊富なものを選ぶ

仕事の合間のおやつには、腸内環境を整えてくれるものを選びましょう。腸内環境を良くするためには、不溶性と水溶性の食物繊維をそれぞれバランス良く摂るのがよいとされています。

不溶性の食物繊維を多く含む食べ物のうち、おやつに取り入れやすいものには、芋類や果物があります。干し芋、ドライフルーツなどはコンビニで手に入りやすいおやつです。水溶性の食物繊維を多く含む食べ物には、海藻や麦類があります。茎わかめ、オーツ麦を使ったシリアルバーなどがいいでしょう。

正しい座り方と日々のケアで、痔と上手に付き合おう

以上のように、痔の人にとって優しい座り方は、患部をいたわるだけでなく、座り仕事で痛めやすい腰回りをケアするものです。正しい座り方が習慣になれば、痔が治った後も、ずっと快適にデスクワークを行うことができます。日々の生活習慣にも気をつけて、痔と上手に付き合っていきましょう。

自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!

クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。

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おすすめのクッション


ザ・アウルスタンダードU
一般的なドーナツ形状のクッションと違い、お尻の後部まで圧迫を感じないので奥までしっかり座れます。
また、厚みを抑えたフラットな着座面が安定した姿勢へと、自然に促します。


ハグドライブ円座セット
患部や尾骨に接触することなく奥までしっかり座れます。
フラット形状によって安定した座位姿勢を保ちやすく、長時間座っていても快適に過ごせます。


モバイルクッションL
スリット形状で幹部や尾骨の接触や圧迫を防ぐため、痛みなく座ることができます。
400gと軽量で、付属の収納袋に入れて持ち運べます。


参考文献

『新版 痔と上手につきあう本』岩垂純一、講談社
『NHKきょうの健康 便秘と痔の悩みを解消 セルフケアと治療』NHK出版
『よくわかる最新医学 新版 痔』平田雅彦、主婦の友社
『新版 痔の最新治療』平田雅彦、主婦の友社
『女性のためのお尻読本』岩垂純一、時事通信社

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