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子どもの学習姿勢が気になる!タブレット学習の正しい座り方

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タブレットを学習用端末として使う学校や通信教育、塾が増えてきています。

そこで気になるのが、子どもにタブレット学習をさせるときの姿勢です。

タブレットの操作は「いつでもどこでも」というイメージがありますが、間違った姿勢で使っては、目を悪くしたり体が歪んでしまったりする可能性があります。

タブレット学習時の正しい座り方について解説します。

タブレットは、もはや教材の一部

文部科学省が2021年7月に調査したところ、全国の公立の小学校等では96.1%、中学校等では96.5%が、全学年または一部の学年で端末の利活用を開始しているという結果になりました。

非常時には端末を「持ち帰り可能」としている小・中学校も64.3%にのぼっています。

参考:端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)文部科学省

現代においては、学習塾や通信教育でも、タブレットを利用した学習機会は多いものです。

もはや、タブレットは「子どもの目や姿勢に悪影響だから」と避けることが不可能な、教材の一部になっているといえるでしょう。

タブレット学習、体によくない5つのシーン

タブレット学習を行う子どもの姿を、観察してみてください。以下のような状況で学習してしまっていませんか。

姿勢が悪化し、目への影響も心配です。

・ソファで「うつむき学習」

 

ソファに座り、机を使わず自分の膝にタブレットを置いたり、手で抱え込んだりして学習していませんか。

このとき目は真下を見なければならず、かなりうつむき加減になります。

すると重い頭を首の力だけで支え続けることになるため、首を痛める可能性があります。

目とタブレットの距離が近くなりがちなのも心配です。

 

・床やベッドで「うつ伏せ学習」

目とタブレットの距離がかなり近くなりますし、顔の影により手元が暗くなります。

また、長時間、うつ伏せのままでいれば、首や肩、腕に負担がかかります。

 

・ご飯を待つ間、ダイニングテーブルで「ついで学習」

ダイニングテーブルとイスは、大きすぎて子どもの体に合っていません。

ご飯を食べるため、一時的に使用するくらいであれば問題ありませんが、学習のために長時間座るのには不向きです。

足がしっかり床につかないので姿勢が安定せず、背筋がぐんにゃりしてしまったり、机が高すぎて目とタブレットの距離を保てなかったりします。

・リビングで「床座学習」

みんなが床座りでくつろぐリビングで、タブレット学習をしていませんか。

どんな座り方であっても、猫背にならずに長時間床に座り続けるのは、大人でも難しいものです。

また、正座から横に足を投げ出して座る「横座り」を長く続けると、骨盤にゆがみが出る可能性もあります。

・学習机でも注意!「のぞきこみ学習」

小さなタブレット画面の文字をよく見ようと、身を乗り出してのぞきこんでしまっていませんか。

これは大人でもやってしまいがちです。頭を肩よりも過度に前へ出すと、猫背になってしまいますし、重い頭を首だけで支えるため首や肩を痛めます。

タブレット学習を行うときの姿勢、これが正解!

学習するときは、どうしても集中して姿勢が固まってしまうものです。

集中する力があるのは良いことですが、悪い姿勢のまま固まってしまい、体に悪影響が出てはなりません。

タブレットは持ち歩きができるのが利点ですが、学習の際には、やはり決まった場所で使うようにしましょう。

次のポイントを参考にしてください。

まずは、勉強机と椅子が体に合っているかを確認しましょう。

椅子に深く座ったとき、膝の角度が90度になっていて、足の裏が床や足置きにしっかり着くように調整します。

机の高さは、椅子に座って机に手を置いたときにひじの角度が90度になっているのが理想です。

机や椅子の高さを変えられないときは、クッションなどで調整しましょう。

・椅子に深く座って、骨盤を立てる

椅子には、お尻を背もたれにつきあてるほど深く座り、その後、背もたれに自然と背中を添わせるようにして上体を起こします。すると、骨盤がしっかり立ちます。これが、子ども、大人を問わず、椅子に座るときの正しい姿勢です。骨盤を立てると、体に余計な負担がかからず、歪みや痛みが生じにくくなります。

身体全体が机の正面を向くように座り、机と体の間は、握りこぶし1つ分をあけましょう。

・やむなく床座りなら、クッションを用意する

学習机を用意できない環境であれば、少し厚みのあるクッションを活用します。

クッションを使うと、骨盤を立てやすくなります。

フワフワのクッションでは姿勢が安定しませんので、低反発で、かつ柔軟性、流動性に優れたものを選びましょう。

・視聴するだけのときは、タブレットを立てて

学習するときは、ただでさえうつむいてしまいがちです。

タブレットを視聴するだけのときは、顔をなるべく正面に向けておいたほうが、首に負担をかけずに済みます。

スタンドなどを活用してタブレットを立てましょう。

タブレットから顔までの距離は、タブレットの横幅の3倍以上を意識すると、視力を守るのに有効とされています。

・書き込みが必要なときも、なるべくのぞき込まない

視聴だけでなく、タブレットペンでの書き込みが必要なシーンもあるでしょう。

そんなときも、なるべくタブレットをのぞきこまずに背筋を伸ばした姿勢を保ち、目とタブレットの距離を30センチ以上離すのが理想です。

傾きが10度前後になっている書見台を使うと、真下を向かずに済むため、過度なのぞきこみを防ぐ効果が期待できます。

タブレット学習では「休憩」が「姿勢」と同じくらい重要

長時間、正しい姿勢で学習するのは辛いものです。

気をつけていても、いつの間にか姿勢が崩れていたり、目とタブレットの距離が近くなっていたりするでしょう。

正しい姿勢が保てなくなったら、いったん立ち上がって休憩しましょう。

リフレッシュしてから、また学習を始めるのです。

 

タブレット学習における休憩は、目を保護するためにも大事とされています。

最近では、パソコンなどの操作による疲れ目を起こさないために「20-20-20ルール」が推奨されています。

「20分ごとに、20秒以上、20フィート(約6メートル)離れた場所を見る」という意味です。

タイマーなどを活用し、20分ごとに休憩するルールを定めてもいいでしょう。

 

タブレットを正しく使って、脳も体もぐんぐん育てよう

教科書とノートで教育を受けた親世代にとって、タブレット学習は「目が悪くなるのでは?」「姿勢は大丈夫?」と、不安の種がいっぱいです。

世界的に見ても、タブレットでの学習はまだ始まったばかり。身体や目への影響は、未知数です。

現段階で私たち大人にできるのは、たとえ持ち運びが簡易なタブレットであっても、教科書やノートでの学習と同じように正しい姿勢で使わせること、目と体をこまめに休ませるよう呼びかけることといえるでしょう。

タブレットはゲーム感覚で操作できるので、子どもが積極的に取り組んでくれる学習用具です。上手に活用することで、脳も体もぐんぐん育てましょう。

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【参考文献】

『子どもの目が危ない』大石寛人、NHK出版

『あなたの子ども、そのままだと近視になります。』坪田一男、ディスカヴァー21

『Dr.林の 子どもの視力がぐんぐん良くなるトレーニング』林督元、PHP研究所

『見るだけで視力が良くなる子どもガボール』平松類、主婦の友社

『どうしたら目はよくなるの?』中川和宏、きずな出版

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