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クッションの選び方

長時間ゲームしていても疲れにくくするための、ゲーミングチェアの座り方と選び方のポイントを紹介

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ゲーミングチェアは、長時間座っていても疲れにくいよう、人間工学に基づいて設計された椅子です。ゲーミングチェアを使っているにもかかわらず不調に悩まされているなら、正しい選び方や座り方をしていないのかもしれません。せっかくのゲーミングチェアですから、正しく選び、座ることで快適にゲームを楽しみましょう。ゲーミングチェア専用のクッションもご案内します。

 

長時間ゲームしていても疲れにくくするための、ゲーミングチェアの座り方と選び方のポイントを紹介

座り方には、自分でも気づいていない「癖」があります。気がつくと同じ方の足を組んでいる、お尻が座面の前に滑って背もたれにもたれかかる、つい前のめりになるなどの癖を持つ人は、座り方が原因で体の不調を抱えてしまっているかもしれません。

この記事では、ゲーミングチェアへの正しい座り方を解説した上で、これからゲーミングチェアを検討している人、あるいは買い換えたいと思っている人向けに、正しい姿勢を保ちやすいゲーミングチェアの選び方をご案内します。

・ゲーミングチェアの正しい座り方

ゲーミングチェアに正しく座るポイントは、以下の3点です。シンプルな方法ですが、体にとって最も無理のない姿勢を維持することで、痛み知らずのゲームライフが送れます。ぜひ意識してみてください。

・画面と目線を平行にする

ゲーミングチェアに座り、モニターに向かった状態で、目線を正面に向けます。その状態で画面の中心部に目線が合わないようなら、モニターの下に台や分厚い本を置くなどして調整し、画面と目線を平行にしましょう。

多くの人が、机にモニターを直置きしています。すると画面を見たとき目線は下がり、そのうち首が前に出てしまいます。そして肩が丸まり、猫背になっていきます。猫背は、肩こりや首こり、頭痛の原因として知られています。

なぜ猫背が不調の原因になるのでしょうか。一つは首が前に出ることで、重い頭を体全体ではなく、首だけで支えることになってしまうためです。これは棒の先に重りをつけたものをイメージするとわかりやすいかもしれません。棒が真上を向いてバランスをとっていればそれほど重さを感じなくても、棒を横に置くと、非常に重く感じます。体と頭の関係も同じことです。頭が重心から外れると、首回りの筋肉に余計な負荷がかかるのです。

猫背が不調を呼ぶもう一つの原因は、背中が丸まると、背骨のSカーブが損なわれるためです。背骨は本来、絶妙なS字ラインを描いており、このS字がクッションの役割をして背中や腰にかかる負担をうまく逃しています。しかし猫背が続くと、背骨のラインがCに近くなり、背中や腰に負担がかかりやすくなってしまうのです。

画面と目線を平行にして顔を正面に向け、首を前に出さずに引きましょう。すると猫背が改善され、背中周りの負担も軽減します。

・深く腰掛けて骨盤を立てる

ゲーミングチェアには深く腰掛けましょう。お尻の後ろがチェアの背もたれにぴったりつくほど深く腰掛け、そのまま背筋を伸ばすことで、骨盤が座面と垂直に立ちます。

チェアに浅く座ると、背もたれに強くもたれかかることになり、骨盤は後ろに傾きます。もしくは前のめりにぐっと身を乗り出すことになり、このとき骨盤は前に傾きます。このような骨盤の傾きが常態化すると、猫背と同様に背骨のSカーブを損ない、腰回りに負担をかけてしまうのです。

骨盤が立っているかどうかがよく分からないという人は、チェアに座った状態で、お尻の真下に両手をあててみてください。骨盤の下側には「坐骨」という骨があり、この坐骨が垂直に立つと、お尻の真下にしっかりとした骨の存在を感じ取ることができます。

骨盤が後傾しても、前掲しても、坐骨の存在感はあまり感じ取れません。お尻の真下にあてた両手に、しっかりと骨の存在が感じられる座り方を探ってみてください。

・かかとを床につけて、足を平らに置く

ゲーミングチェアに座ったら、かかとを床につけ、さらに足の裏全体を床につけてください。足の裏が床につかず、つま先だけが床に触るようであれば、そのチェアは座面が高すぎます。座面を低めに調整し、体に合う位置を見つけましょう。

地面に足がつかないまま座っていると、姿勢が安定せず、体に歪みが生まれます。この歪みが筋肉に負担をかけ、腰痛などの原因になることがあります。しっかりと足の裏を地面につけ、骨盤を立てた正しい姿勢のまま体を安定させましょう。

ゲーミングチェアの選び方のポイント

ゲーミングチェアには、さまざまな種類があります。選択の際には、次の4つをチェックしましょう。できればお店へ行き、座り心地を実際に試してみるのがおすすめです。

・ヘッドレスト

ゲーミングチェアの多くにヘッドレストがついていて、高さが調整できるようになっています。とくに身長が低め、もしくは高めの人は、ヘッドレストを正しい位置につけられるかどうかを確認しましょう。

ヘッドレストの正しい位置は、首の裏側です。背もたれに体を預けると、肩と頭の間にヘコみが生まれます。このヘコミにヘッドレストがフィットすれば、首の位置を正常に保てます。

ヘッドレストが頭の位置にあり、枕のようになると、首が前に出てしまいます。背中に当たると、やはり首が前に出てしまい姿勢が安定しません。どちらも首こりや肩こりの原因になります。

・ランバーサポート

ほとんどのゲーミングチェアにランバーサポートがついています。いわゆる「腰当て」で、お尻に敷くクッションではありません。お尻と背中の間に当てて、自然なS字カーブを守るためのものです。

ランバーサポートの位置は、自分の体型に合うように調整が可能です。注目したいのは、ランバーサポートの大きさと形。大きめのつくりで、かつ強いカーブを描いていない方が、日本人の腰には優しいといえるでしょう。

個人差はありますが、日本人の背骨のSカーブは、欧米人に比べて緩やかです。欧米人の方が背中の湾曲が強く、弓なりになっています。欧米人のお尻が上向きで存在感があるのは、そのためです。

よって外国製のゲーミングチェアの中には、ランバーサポートの湾曲が強すぎて、日本人がそのまま使うと腰が辛くなってしまうものもあります。実際に腰へ当ててみて、違和感のないものを選びましょう。

・アームレスト

今まで一般的な椅子でゲームを楽しんでいた人は、ゲーミングチェアのアームレストを「いらないのでは」と感じるかもしれません。しかし、アームレストを正しく使えれば、より体の負担が軽減されます。

なぜなら、アームレストに肘を置いて上半身の重みを多少なりとも受け止めることで、腰にかかる負担を分散させることができるためです。また、腕そのものの重みから、肩を守ることにもつながります。

ただし、アームレストの高さによっては、腕や肩を痛めてしまう恐れがあります。アームレストが高すぎると腕が緊張してしまいますし、低すぎるとそもそも肘に届きません。アームレストの高さが調節できるものを選びましょう。必要のないときには、アームレストを背もたれ側へしまっておけるタイプのゲーミングチェアもあります。

・高さ調節機能

とくにチェアが外国製の場合、日本人の体には大きすぎる設計となっていることがあります。前述のように、座面が高すぎると、姿勢が安定しません。ほとんどのチェアに高さ調節機能がありますが、調節幅には差があります。自分の体にフィットする位置まで調節が可能なのかを確かめましょう。

「今のゲーミングチェアが体に合わないことが分かったけれど、新しく買うのはちょっと……」とためらう場合には、クッションの利用なども検討してみましょう。長時間の「座り」に特化したゲーミングチェア専用のシートであれば、きっと今の不調が緩和されます。

自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!

クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。

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よくある質問

ゲーミングチェアの正しい座り方

・画面と目線を平行にする。画面の中心部に目線が合わないようなら、モニターの下に台や分厚い本を置くなど調整し、画面と目線を平行にしましょう。
・深く腰掛けて骨盤を立てる。お尻の後ろをチェアの背もたれに深く腰掛け、背筋を伸ばすことで、骨盤が座面と垂直に立ちます。
・かかとを床につけて、足を平らに置く。つま先だけが床に触るようであれば、そのチェアは座面が高いため、低めに調整し体に合う位置を見つけましょう。

ゲーミングチェアの選び方のポイント

・ヘッドレスト。ヘッドレストとは頭や首を支えるためのパーツです。頭の重さを支え、首への負担を軽減してくれます。
・ランバーサポート。いわゆる「腰当て」で、お尻と背中の間に当て、自然なS字カーブを守るためのものです。
・アームレスト。肘置きとなり、高さが調節できるものを選びましょう。
・高さ調節機能。自分の体にフィットする位置まで調節が可能なのかを確かめましょう。

ゲーミングチェアは何年持つ?

使用頻度やメーカーの品質などによって異なりますが、基本的には3年~5年くらいが寿命とされています。しかし高品質な素材や丈夫な構造のゲーミングチェアは、より長い寿命を持つ傾向があります。ゲーミングチェアの寿命を延ばすためには、適切なメンテナンスやケアが重要です。定期的な掃除や清潔さの維持、部品の締め直しや修理が必要な場合には適切な対処をすることが大切です。

 

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