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腰・姿勢

運転はスポーツだった!?運転時の疲労の正体とは

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長時間運転していると、腰が痛くなったり、過度に疲れたりすることはありませんか。疲れるのも無理はありません。なぜなら、運転はスポーツだからです。運転というスポーツを快適に楽しめるよう、運転というスポーツをよく理解し、より安全で疲れにくい運転を目指してみましょう。

運転はさまざまな情報を瞬時に処理して動作を行うスポーツ

「運転はスポーツ」などと聞くと、ピンとこないかもしれません。しかし、改めて運転という動作を考えてみてください。
ステアリングを回す、アクセルやブレーキを踏む、シフトレバーやウインカーを操作する。さらに窓の開け閉めや、カーオーディオ、ナビの操作なども発生します。動作のもとになるのは、視覚情報、聴覚情報、そして身体全体で感じる車の動きなどです。運転は、情報を受け取り、とっさに判断して必要な動作を行う全身運動なのです。

交差点を左折するシーンを想像してみましょう。
まずは、「交差点が迫ってきた」という視覚情報を脳で処理し、ミラーや目視で周囲を確認します。
そのあと、ウィンカーレバーを指で操作し、ブレーキペダルを踏みます。これらをごく短い時間で行います。
このとき、ブレーキ操作は穏やかに行わなければ車体の挙動が乱れてしまいます。
また、ブレーキでの減速が完了したらすぐにステアリングを回して、適切な角度に車の向きを変えます。そして交差点を通過するとアクセルを踏み込んで加速を開始します。
これらの動作は全て連続して行われ、少しでも動作のタイミングがずれたり、動作の大きさが不適切だった場合には車の姿勢が乱れてしまいます。

たった一つの交差点を曲がるだけでも、人は多くの情報を脳で処理し、瞬時に状況を判断して適切な動作を行っています。このような動作を人は全身を使って繰り返していくので、それはまさにスポーツと言えるのです。

極限のスピードで速さを競うレースをモータースポーツと呼びますが、これは運転がスポーツであるということも表しています。競技者であるレーシングドライバーはアスリートなのです。

長時間の運転はたっぷりスポーツを行ったのと同じ

長時間の運転で疲れを訴える人は数多くいます。
「座っているだけなのになぜ」と思われがちですが、長時間の運転は長時間のスポーツと同じです。疲労は当然のように蓄積していきます。厚生労働省では、とくに長距離運転者の運転時間について、連続運転時間は4時間を超えないようにと通達しています。
また、長時間運転による疲労の原因は、運転操作だけではありません。高速道路での緊張、渋滞でのイライラ、眠くなってきた、道に迷うなど、フィジカル面でもメンタル面でも疲れてしまうのが、運転というスポーツなのです。

正しい運転姿勢が快適スムーズな運転を呼ぶ

運転による疲労を軽減するのが、正しい運転姿勢をとることです。ピッチャーからの投球を待つバッターや、向かってくるボールを待ち構えるテニスプレイヤーなどを思い浮かべるとわかるように、どんなスポーツでも「構え」があります。運転においても、「構え」が大事です。正しい運転姿勢のポイントをご紹介しましょう。

①腕や足は伸び切ることなく、角度をつける
「構え」は、目や耳などから入ってくる情報を瞬時に処理し、機敏に次の動作へ移るために必要な姿勢です。どんなスポーツでも、腕や足を伸ばしきった状態で構えることはないように、運転においても、腕や足を延ばし切っていると、適切な操作を瞬時に行えません。またそのような不適切な構えで運転していると、運転の疲労が必要以上に蓄積していくでしょう。
ステアリングの上部に両手を合わせたとき、肘が伸び切らないようにシートリクライニングを調整しましょう。また、ブレーキペダルをいっぱいに踏んだ状態でも膝が伸び切らないような位置に、シートをスライドさせるのも大事です。

②前のめりにならず、シートバックに自然と背中を添わせる
前のめりになって運転していると、視界が限定されてしまい危険です。シートバックに背中を添わせ、背筋を伸ばして運転しましょう。シートバックに身体を預ければ自然とリラックスした姿勢になるよう、シートリクライニングとヘッドレストを調整します。

③ステアリング操作は両手で行う
野球のバットやゴルフクラブを片手で握ったら極端にヒットする難易度が上がるのと同じで、ステアリングも片手で操作すると正確性や俊敏さが大きく失われます。また片手運転は姿勢の傾きにもつながり、疲労も蓄積しやすくなります。
ステアリングは必ず両手で握って操作しましょう。

正しい姿勢で運転するためにもクッションを活用したい

正しい運転姿勢をキープするために、クッションを活用するのもオススメです。
自動車のシートには前後、上下、背もたれの角度などの調整機構が備わっていますが、それでもシートが体にフィットしない場合があります。また、運転による疲労で姿勢が崩れた際に、身体の支えが必要な場合もあります。そのような際にクッションを効果的に使用すると、疲労の蓄積度合いが大きく変わってくるでしょう。また疲労が少ないと集中力の維持もしやすくなり、結果として安全運転にもつながります。

体圧分散性に優れたドライブ専用のクッションは、ステアリング・シフト・ペダル操作をしたときにかかる前後左右の力を吸収してくれます。
また、腰あて用クッションを使用すると、お尻後部の隙間を埋めて姿勢が安定し、さらに骨盤をサポートする機能のクッションを選べば正しいドライビングポジションを保つことができるため、腰痛を予防しながら体が安定して疲れにくくなります。

適切な運転姿勢と専用クッションの使用で快適なドライブを楽しもう

運転というスポーツを快適に楽しむためにも、正しい運転姿勢を意識し、また専用のクッションでしっかり姿勢をサポートしましょう。ただし、「正しい姿勢であれば、どんなに長時間運転しても安心だ」という考え方にはご注意を。一定時間ごとに休憩を取り、ストレッチを行うなどして凝り固まった身体をほぐすのも、大事なポイントです。

運転に適切な「構え」を知り、またそれをキープできれば、疲労を軽減することにつながります。早速今日から、運転姿勢を見直してみませんか?

自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!

クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。

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よくある質問

車を運転すると腰が痛くなるのはなぜ?

運転時の腰痛は、運転姿勢の悪さによるものがほとんどです。 運転中に楽な姿勢を取ろうと背もたれを寝かした場合、腰とシートの間にすき間ができ、運転中の振動を局所で受け止めることになり、腰への衝撃や圧力が徐々に蓄積することで腰痛につながりやすいと言えます。シートの背もたれを窮屈に感じない程度に立て、すき間ができないように調整することが大切です。

正しい運転姿勢とは

1.腕や足は伸び切ることなく、角度をつける。ステアリングの上部に両手を合わせたとき、肘が伸び切らないようにシートリクライニングを調整しましょう。
2.前のめりにならず、シートバックに自然と背中を添わせる。シートバックに背中を添わせ、背筋を伸ばして運転しましょう。
3.ステアリング操作は両手で行う。片手で操作すると正確性や俊敏さが大きく失われます。ステアリングは必ず両手で握って操作しましょう。

運転用のクッションの選び方

クッションの素材や厚み、形状が快適な座り心地かを確認しましょう。体圧分散や体の形にフィットする機能があると、長時間のドライブでも快適に座ることができます。ほかにも腰や背中のカーブにフィットするデザインや、適切な厚みや硬さがあるものを選びましょう。自分に合ったクッションで腰をサポートすることで、ドライブ中の姿勢の安定性が向上します。

参考:厚労省「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000336508.pdf
「長時間運転での疲労蓄積への影響要因の分析とドライバーの疲労蓄積タイプの分類」自動車技術会論文集
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaeronbun/44/6/44_20134859/_pdf

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