子どもの座り姿勢はクッションで直す!食事、勉強、テレビ、ゲーム時も正しい姿勢を
食事や勉強、テレビを見ているときなど、子どもの姿勢が気になりませんか。猫背になっていたり、ひじをついて左右どちらかに傾いていたり、じっと座っていられずもぞもぞ動いていたり。崩れた姿勢がくせにならないように、かんたんに姿勢を改善できるおすすめのクッションをお伝えします。
体力低下は姿勢の悪化につながる可能性がある
スポーツ庁が2019年に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、小・中学生の体力合計点が男女ともに低下しており、とくに小学生男子の数値が過去最低値をマークする結果となりました。その背景には、運動時間の減少やスクリーンタイム(一日当たりのテレビやスマートフォン、ゲーム機などによる映像の視聴時間)の増加、肥満の増加があることを、調査結果は示しています。
出典:スポーツ庁「令和元年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果のポイントについて」
子どもの姿勢が悪い背景には、このような体力の低下や、生活環境の変化が考えられます。体幹を支える筋肉が発達していないので長時間正しい姿勢をとることができない、長時間スマホやゲームに集中することにより姿勢が崩れてしまうといった事情があるでしょう。
根本的な姿勢改善のためには、体力増強やスクリーンタイムの制限が必要になります。そして、姿勢を正す習慣が必要です。しかし、勉強しているときや食事のときなど、気づいたときに注意はしても、子どもの座り方をじっくり見直す時間が取れていないという人も多いのではないでしょうか。
子どもの姿勢を観察してみましょう
具体的な対策を行う前に、まずは、子どもの座り姿勢をよく観察することから始めましょう。
【勉強や食事の時間】
大人と共通のダイニングチェアに座っている場合、次のような姿勢になっていないでしょうか。
・じっと座っていられない
・肘をついている
上記2点が見られる場合、椅子の高さが合わず、足が床についていない可能性があります。体のバランスが取れないため、肘をついてしまいます。
・背もたれに背中がつかず安定しない
・背もたれにだらんともたれかかっている
上記2点が見られる場合、浅座りになっている可能性があります。深く腰かけないために上半身のバランスがとりづらく疲れてしまい、体をグラグラさせたり、もたれかかったりしてしまいます。
【床に座っている時】
床に座ってテレビやゲームに興じているとき、次のような姿勢になっていないでしょうか。
・背中が丸くなり、首が前に突き出したような猫背姿勢になっている
床座りで画面を除のぞくと前のめりになりがちです。足をたたむとが難しく崩れた姿勢になりやすいです。
なぜ子どもの姿勢を正す必要があるの?
子どもの姿勢を正さなければならないのには、2つの理由があります。
①体に悪影響を及ぼす危険がある
背中が丸まった姿勢を習慣づけてしまうと、肩が体の内側に入る「巻き肩」を引き起こしやすくなります。巻き肩になると、筋肉の収縮によって首や肩に負担がかかり、小学生であっても肩こりや首こりに悩まされる可能性が出てきます。また、胸部の萎縮によって呼吸が浅くなり、呼吸器疾患の原因になる恐れもあります。
②見た目の印象の悪さにつながる
姿勢が悪いと、健康に弊害があるだけではなく、「行儀が悪い」「しつけがなっていない」という印象を与えてしまいます。姿勢が悪いだけで大人からマイナスの評価を受けることもあり、自己肯定感への影響も心配です。
食事、勉強など椅子に座るときは90度を意識する
椅子に座っているとき子どもの姿勢が崩れてしまうなら、机や椅子の高さが子どもに合っていないことが考えられます。机はの高さは、背もたれにお尻をつけた状態でまっすぐ背筋を伸ばし、腕を置いたとき肘の角度が90度になるのが理想的です。椅子の高さは、子どもの足がしっかり床につき、90度になるのが理想的です。足を床につけるのが難しければや足置きなどで高さを調整します。
クッションを使うと、さまざまなシーンで姿勢改善に効果的
最適なクッションを使うと、正しい姿勢を保ちやすくなります。食事や勉強などで椅子に座るときも、ゲームやテレビ鑑賞などで床に座るときも、クッションを有効に活用しましょう。
【床でスマートフォンなどを使う際のだらしない姿勢をクッションで正す】
床座りでゲームやスマホを操作すると、どうしても猫背になりがちです。少し厚みのあるクッションに座ると、自然に骨盤が立ち、背筋が伸びやすくなります。
【塾で長時間座っているときに姿勢が崩れてしまう際は持ち運べるクッションを】
塾などでは椅子の座面が硬くてお尻が痛くなりがちです。それによって姿勢が崩れるのを避けるため、クッションを持参させましょう。持ち運びに便利で、コンパクトなタイプがおすすめです。
子どもの健康改善を
姿勢を正すことができれば、健康面にも、印象面にも、そして自己肯定感にも良い影響が出ることが期待できます。
自然に子どもの姿勢を良くするコツを取り入れたら、顔を合わせるたびに「背筋をピンと!」と注意する必要はありません。体力をつけ、スクリーンタイムを減らすなど生活環境を意識しつつ、クッションなど姿勢改善に役立つアイテムを活用しましょう。
自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試す!
クッションは椅子の形状や、使用する人の体格・お悩みの場所によって使用感が異なります。購入する前に、実際に座って試すことをおすすめします。
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よくある質問
なぜ子どもの姿勢を正す必要があるの?
・体に悪影響を及ぼす危険がある。背中が丸まった姿勢が習慣づいてしまうと、肩が体の内側に入る「巻き肩」を引き起こしやすくなり、筋肉の収縮によって首や肩に負担がかかり、小学生であっても肩こりや首こりに悩まされる可能性が出てきます。
・見た目の印象の悪さにつながる。姿勢が悪いと、「行儀が悪い」「しつけがなっていない」という印象を与えてしまいます。姿勢が悪いだけでマイナスの評価を受けることもあります。
子どものうちから姿勢が悪いとどうなる?
子どものうちから姿勢が悪いと身体のバランスや姿勢制御が崩れる可能性があります。特に脊椎に負担がかかり、脊柱の曲がりや偏りが生じることがあります。このほかにも姿勢が悪いと、正しい姿勢を維持するために必要な筋肉が十分に発達しない可能性があります。特に背中や腹部の筋肉の弱さは、姿勢の維持や安定性に影響を与えることが考えられます。
子どもの正しい座り方は?
1.ひじ、腰、ひざの3つの角度が90度になるようにして座ります。一度横からお子さんの姿勢を見て角度を確認してみましょう。
2.足の裏全体をしっかりと床につけ、適度に開き足の裏全体がきちんと床に着くようにします。
3.あごを引き背もたれには寄りかからないで座る。背もたれは、姿勢を正すためではなく、休憩の時に少し使用する程度にしましょう。